釣り竿修理

竿修理解説

釣りをする皆様もきっと愛竿を折った経験があると思います参考にしてください。


  (1)

    

今回の竿は全周に渡り細かく割れていました、割れ目まで丁寧に水洗いです。


  (2)

    

割れた部分は、幅の間隔を1、5センチにしてナイロン糸で縛っていきました。(仮巻き)


  (3)

    

縛る事で変形が修正され、円形にするのが目的です。


  (4)

    

形や隙間を確認して、良ければナイロン糸の全てに瞬間接着剤をかけていきます。
瞬間接着剤はプラスチック用かバルサ用のものを使用すること。


  (5)

    

これで強度が戻ったのを確認します。
ここは特に重要。


  (6)

    

仮巻きのナイロン糸を切って取り除きます。


  (7)

    

でこぼこに固まった瞬間接着剤はナイフ等で取り除きます。
これで下準備終了、次は仕上げの段階に入ります。


  (8)

    

割れた部分に今度はPEを巻いていきますが、PEは古いのが滑りにくく、特に1-2号が細くて良いです。
上下の端は、しっかり縛っておき、
ここは瞬間接着剤を垂らして、しっかり固定してから巻きつけです。


  (9)

    

巻き方は、蜜巻き、粗巻き、縛り巻きがありますが、割れ具合によって選んで下さい。


  (10)

    

巻いたPEの上からと割れた部分の上から瞬間接着剤を満遍なく垂らしていきます。薄くかつ綺麗にします。
厚く塗っては、仕舞う時にスムーズに入らない為。


  (11)

    

乾燥したら完成です、強度のチェックをします。次は釣りだ~。


  (12)

    

注意事項
瞬間接着剤はプラスチック用かバルサ用のものを使用すること。又、目に入らないように、皮膚に着かないように気を付けましょう。
その他
PEは古いのが滑りにくていいです。割れ具合が少しなら、PEを巻いて瞬間接着剤を垂らすだけでも十分に使用出来ます。


アジツリヤンさん提供